裏千家 九世 石翁玄室1746〜1801〕  横物  脚下  鵬雲斎箱
幼名は粂三郎。名は玄室・宗室・石翁と称し、号は
不見斎のほか寒翁・洛北閑人などが知られている。
一燈の長男で延享三年の生まれ。亨和元年に56歳
で没している。加賀前田家・伊予久松家に仕え、
その三男宗什は武者小路千家を継いで、同家六代
好々斎となった。この掛物は、数少ない不見斎の
ものの中で保存状態もよく 遊印に「又隠」の字が
見られるのが特徴である。

脚下は看脚下と同意
<看脚下>〜足下を見よ〜
ほとんどの禅道場の入口には、「看脚下」と書かれた
札がかけられている。表面的に見ればそれは「気を付
けて、歩く場所をよく見なさい。」という注意のよう
であるが、「看脚下」の本当の意味は、毎日の日常生活
において肉体的精神的に絶えず注意深くあれ、という
ことである。ある僧が覚明禅師(1271〜1361)に
「禅の真髄は何でしょうか?」と尋ねた時、覚明は
言った 「下を見よ。」